イラクのハシミ副大統領=東京都千代田区の日本記者クラブで
スンニ、シーアの宗派間抗争については「イラクの歴史において、こんな状況は一度もなかった。宗派間抗争や暴力は外国から輸入されたものだ」と説明。「仕事のない若者がテロ組織の手先になっており、政治だけでなく、経済、教育などの改革を同時に進める必要がある」と話した。
また、23日に国際テロ組織アルカイダ系の武装組織の犯行とみられるテロで、ザウバイ副首相が負傷したことについては「我々が(テロによって)去ることはない。民主主義を根付かせる改革のために最後の瞬間まで戦い抜く」と述べ、テロに屈しない姿勢を見せた。