米メディアによると、この毒物は米国ではネズミ駆除用には認可されていないが、がん治療薬として利用されている。毒物が同社商品に混入した経緯は不明という。
同社は先週末に北米で、缶詰など6000万個以上を対象にした回収・無償交換を開始した。同社製ペットフードを食べた猫や犬が腎不全を起こし、少なくとも16匹の死亡が確認された。
同社はペットフードの有力メーカーで、全米のスーパーで商品が販売されている。さらに、競合各社のペットフードも手広く受託製造している実態が判明し、愛犬家や愛猫家に「どのペットフードを買ったらいいか分からない」とパニックが広がった。同社に対する訴訟も起こされた。(時事)