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2007年03月24日(土) 12時00分

アップフロントが手がけるコットンレーベルって?オリコン

 東京・丸の内のナイトスポット、コットンクラブ。海外のソウルやファンク、ジャズから、国内のポップスまで、上質な音楽を食事と共に楽しめる大人のためのライブスペースだ。

 そのコットンクラブとアップフロントワークス(UFW)のコラボレーションによって、「コットンクラブ・レーベル」が立ち上げられた( 写真はこちら )。第1弾として、洋楽レーベル「Nardis(ナルディス)」と契約し、この2月28日よりCDリリースを開始。レーベル立ち上げに至る経緯を聞いた。

「コットンクラブ・レーベルとして、海外レーベルの作品や、出演アーティストの作品をリリースすることを考え、昨年の初め頃から準備を進めていた中で出会ったのがNardisでした。規模は決して大きくないのですが、既にアメリカでの実績がありましたし、彼らの音楽性が我々の考えているコットンクラブ・レーベルの構想と合致し、契約に至りました」(関係者)

 Nardisを運営しているのは、アーティストとして60年代からジャズ、ロック、ポップスと幅広い分野で活躍するベン・シドランと、その息子であり、現在30歳の若さにして、あらゆる楽器をプレイし、自らミュージシャン・アーティストとして活動する他、レコーディングエンジニア等もこなすマルチプロデューサーのリオ・シドラン。ちなみに「Nardis」とは、姓の綴りを逆にしたもの。それまでメジャーで活動してきたベン・シドランが、自分の意志をきちんと通わせた音楽を出すために、04年春に設立したレーベルなのだ。

 そのNardisのフラッグシップ的存在となるのが、リオ・シドランと、女性シンガー・ソングライターのジョイ・ドラグランドによるポップデュオ、ジョイ・アンド・ザ・ボーイだ。他に、ブラスファンクバンドのファット・ファンクション、ジェイムズ・ブラウン・オーケストラの一員だったドラマー、クライド・スタッブルフィールド、スパニッシュ・ポップスのアナ・ラーン等々、個性的かつ実力派のアーティストが揃っている。

 ハロー!プロジェクトなど、アイドルポップスのイメージが強いUFW社が洋楽レーベルを始めたことは、驚きと歓びをもって迎えられている。今後、UFW社の邦楽アーティストと、コットンクラブ・レーベルの海外アーティストが交流する可能性もあるという。実は、松浦亜弥が昨年11月に発売した『Naked Songs』の中で、ジョイ・アンド・ザ・ボーイの楽曲を2曲カバーしており、実験的なコラボレーションはすでに行われている。

「CDリリースにあわせてアーティストが来日しライブを行えるよう、できるだけスケジュールを調整して、コットンクラブと我々で相乗効果が出せるようにしたい。いずれ、コットンクラブで演奏されたライブ盤なども出していきたいですね」(関係者)

  ミニライブの写真 など詳細はこちらへ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070323-00000025-oric-ent