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2007年03月24日(土) 00時00分

県教委人事 事務職含め2983件朝日新聞

県教委は23日、教職員の人事異動を発表した。教育庁関係を含めた異動件数は2983件で、前年度より46件増えた。発令は退職が31日、その他は4月1日付。

小中学校では、県内の広域交流を進めるため、約1300件の配置換えのうち約600件が別の市町村への異動で、昨年より80件ほど増えた。また、小中学校間の交流を狙い、中学校の数学担当教諭2人と理科担当教諭6人を小学校に配置した。

高校では、共学化を控える女子校や中高一貫校に重点を置き、新しい学校づくりに加わりたいという教員を全県から募集。いずれも10〜30人の応募があり、異動に一部反映された。

高野連会長校の金足農高校長には北林強鷹巣農林高校長(57)、高体連会長校の秋田南高校長には米田進高校教育課長(55)が就く。3年目を迎える中高一貫校、大館国際情報学院には、中・高のパイプ役となる副校長兼中学校長として秋田高校教頭の古内一樹氏(52)を配置した。

特別支援学校については、秋田市の知的障害養護学校の中心校、栗田養護学校長に「こども総合支援エリア」の構想実現に取り組んだ斎藤孝特別支援教育課長(57)をあてる。

教員の新規採用は小学校23人、中学校18人、高校40人、特別支援学校17人の計98人。指導力に優れ、教諭らへのアドバイスもする「教育専門監」には小中学校で5人、高校で1人、特別支援学校で1人の計7人を認定し、県内では計17人となった。

教育庁関係では、高校教育課長に文部科学省から出向中の内田広之生涯学習課長(34)が移る。教員免許の更新制度などの激しい変化に備えるのが狙いだ。

http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000703240002