記事登録
2007年03月24日(土) 00時00分

県、初の女性部長/人事異動1663人発表朝日新聞

  県は23日、4日1日付の人事異動(主任級以上)を発表した。前年度より435人少ない1663人。健康福祉部長に、部長では女性初となる今村孝子・同部次長(56)を起用する。

  今村氏は山口大医学部出身で医師免許を持つ。二井関成知事は「医師確保対策や高齢者の健康づくりなど、専門職を生かしてほしい」と語った。女性の登用については「女性職員は各分野で頑張っており、男性、女性で分ける時代ではない」と述べた。女性職員728人中、主任級以上の割合は前年度の46・2%から47・9%になる。

  組織再編では、財政課を総務部から総合政策局に移し「総合政策部」に改称する。出納長の廃止で出納局は「会計管理局」に、農業試験場など四つの試験研究機関は統合して「農林総合技術センター」となる。

  多くの部長級職員が定年を迎え、部長は今村氏を含め大幅に顔ぶれが変わる。総務部長には三好猛・地域振興部長(58)、総合政策部長には岡田実・総合政策局長(56)が就く。土木建築部長に就く柳橋則夫氏(47)は国土交通省の出身。中央省庁からの出向は2年ぶりで、知事は「国との人事交流の一環」と述べた。

  顧問に就く綿屋滋二副知事(66)の任期は2年間。米軍再編問題を中心に職員から相談などを受けるという。

  退職者は前年度より4人減の177人だった。(退職者は25日付の紙面で掲載します)

http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000703240005