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2007年03月23日(金) 00時00分

現・新、一騎打ち/知事選告示朝日新聞

 知事選が22日告示され、共産公認で市民団体事務局長の三重野昇氏(68)と、経済産業省の事務次官出身で無所属の現職、広瀬勝貞氏(64)の2氏が立候補を届け出た。「県政唯一の野党」の候補として無投票を阻止し、広瀬県政への批判票の結集を狙う三重野氏が、「県民党」を前面に出して圧倒的な支持での再選を目指す広瀬氏に挑む構図だ。30日に告示される県議選とともに、4月8日に投開票される。

 大分市のJR大分駅前広場での三重野氏の出発式には、党員や支持者ら約100人が集まった。

 「格差をただし、憲法を守ろう」とスローガンを書いた選挙カーの上には、赤嶺政賢衆院議員(比例九州)や、県議選立候補予定者らも登壇。林田澄孝・党県委員長が「常に県民運動の先頭で戦ってきた三重野氏こそ知事にふさわしい」と激励すると、「そうだ」と大きな拍手が上がった。

 この日は終日、選挙カーで大分市内を回った。途中、約15カ所で各5分程度の演説をこなした。

 約2千人(陣営発表)が集まった大分市の大分城址(じょう・し)公園での広瀬氏の出陣式では、「勝手連」のジャンパー姿の人も。

 特設の演壇で村山富市・元首相が「当落を問う選挙ではない」と宣言。広瀬氏を推薦する自民県議団の日野立明団長、公明県本部の竹中万寿夫代表や、連合大分の嶋崎龍生会長らも「圧倒的な勝利を」と呼びかけ、清家孝・後援会長は65万票の獲得を目標に掲げた。

 ガンバロー三唱の後、選挙カーで由布市方面へ。演説はせず分刻みで約200地点を回った。

http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000703230004