支配下選手に登録され、新しいユニフォーム姿を披露する中日・中村紀
中村紀は「今日という日が来るのを信じて、野球一筋に考えてきた。ユニホームが着られないと思っていたので、感謝したい」と喜びの表情で語った。新しい背番号99については「プロに入った時が『66』。ちょうどそのひっくり返しでいいかな」。
年俸は、オリックスに在籍した昨季の2億円から大幅減となるが、「野球ができる喜び、その一言に尽きる。お金じゃない」と話した。契約は年俸600万円だが、1軍に登録されれば、野球協約により、1軍の最低保障額1500万円との差額が登録日数に応じて支給される。(年俸額は推定)
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——今の気持ちは?
1人でキャンプインしてから、この日が来るのを期待していた。感謝の気持ちでいっぱいです。
——2月14日に入団テストのため沖縄入りしてからの間、どんな思いで過ごしたか?
前を向いて精いっぱい、持っている力を出せれば、アピールできればと思ってやってきた。
——娘3人など家族への連絡は?
「ようやく野球ができる」と報告したい。
——メジャー経験は今回、土台になったか?
いや。テストを受ける段階で過去のことをすべて忘れ、中日の一員になれるよう頑張ってきた。
——背番号99は?
プロに入った時が『66』。落合監督も『66』。見方によっては『99』ですし。
——開幕戦の出場は?
それを目標に頑張る。