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2007年03月23日(金) 19時34分

仏石油大手トタルのCEOを強制捜査 贈賄容疑で朝日新聞

 フランス司法当局は22日、同国の大手石油会社トタルのドマルジュリ最高経営責任者(CEO)に対して贈賄などの容疑で強制捜査を始めた。同社がイランで天然ガス開発事業を受注した見返りに、イラン政府高官に現金を贈った疑い。AFP通信などが伝えた。

 ドマルジュリ容疑者は21日に拘束され、財政事件担当判事の聴取を受けていた。わいろを贈った疑いがもたれているのは97年にトタル社が受注したイランのサウスパースガス田開発。トタル社はAFP通信に「受注契約は法にのっとって行われた」と、容疑を否定するコメントを出した。

 同容疑者は、イラクでの国連人道支援事業をめぐる贈収賄疑惑でも捜査対象になっている。

http://www.asahi.com/international/update/0323/012.html