決議案について、英国のジョーンズパリー国連大使は「24日に採決するつもりだ」と語った。フランスのドラサブリエール国連大使も、「すでに大多数の支持がある」と話した。
これに対し、独自修正案を出していた南アフリカ、インドネシア、カタールは主張の主要部分が採り入れられなかったとして反発しており、全会一致で採択できるかは、23日に開かれる大使級会合の話し合い次第で決まる見通しだ。
修正決議案には、イランとの交渉継続に向けた前向きな表現や、国際原子力機関(IAEA)の役割の強調などが盛り込まれたものの、南アフリカが主張した90日間の制裁停止や、インドネシアとカタールが求めた中東からの大量破壊兵器廃絶などは入らなかった。
南アフリカのクマロ国連大使は「修正はうわべだけのものだ。失望した」と述べた。採決で棄権または反対するかどうかについては、本国の判断を仰ぐとした。