福島市の市立中学校で、学年主任の男性教諭が校内の会議で、特定の生徒を名指しで「執行猶予中。迷惑を掛ける行動があれば即刻実刑に入りますので、担任にご連絡下さい」と書いた資料を配布していたことが23日、分かった。
学校の聞き取りに対し、教諭は事実関係を認め「この生徒は落ち着きがなく、『実刑』とは騒ぎが続くようなら、関係機関に相談するという意味だった」と話しているという。
同校によると、教諭は2月下旬ごろ、学年の教諭が参加する会議で、資料を配布。生徒は記載内容を知らないはずだという。
3月上旬、市教委に匿名の投書があり発覚。事実関係を確認した校長が、教諭を注意した。
同市教育委員会は「不適切な言葉を使用しており、大変遺憾。人権を配慮するよう、教員の指導を徹底していく」としている。
ZAKZAK 2007/03/23