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2007年03月22日(木) 00時00分

「国電の元祖」明治の木造電車、10月会館の博物館へZAKZAK

 松本電気鉄道(長野県松本市)が保存していた明治時代の木造電車「ハニフ1」号の贈呈式が21日、同電鉄新村駅で行われ、東日本鉄道文化財団に引き渡された。

 車両は、財団が10月の開館を予定している鉄道博物館(さいたま市)に展示される。

 青空の下、車両がクレーンでゆっくりとつり上げられ、トレーラーに積み込まれると、見送りに来た地元住民や関係者から拍手が起きた。松本電鉄の滝沢徹社長(64)は「娘を嫁に出す気分。寂しいが、新天地で多くの人に見てもらえれば」と話した。

 車両は1904年製造で、電車として初めて郊外の鉄道専用軌道を走った「国電の元祖」。後に客車に改造されたが、木製の車体はほぼ製造当時の姿を残している。

ZAKZAK 2007/03/22

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