沖縄県警と沖縄地区税関が、中国・深圳から那覇市の那覇港に入港した貨物船から、偽ブランド品約7000点と覚せい剤1キロ(時価約6000万円)を押収していたことが分かった。
県警などは2月2日に貨物船を捜索。コンテナの中から、段ボール264箱に入った偽ブランドのバッグや財布などを発見した。さらに、袋に小分けされた覚せい剤も見つけた。
県警は、荷物の受け取り先だった同県北谷町の輸入販売会社の外国人男性(40歳代)を関税法違反で逮捕したが、男性は「コンテナは自分のものではない」と否認。今月20日、不起訴処分になった。
県警は県内に密輸入した後、国内貨物で本州方面に運ぶ組織があるとみて捜査を続けている。