調べでは、会社と取締役は二〇〇四年八月、生コンクリートの原料を運ぶ生産ラインを一本増設した疑い。同社は一九八〇年に生コン工場を完成。二十年以上にわたって住居専用地域で操業を続けており、騒音や粉じんの被害を訴えた近隣住民が昨年五月、県警に告発していた。取締役は容疑を認め「品質の良いものをつくりたかった」と話しているという。
同社は今年八月までに工場の移転場所を探し、二〇〇八年十二月までに移転手続きを終える内容の是正計画書をさいたま市に提出している。市建築行政課は「移転完了まで見守り、周辺への環境対策などを指導していく」としている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/stm/20070321/lcl_____stm_____002.shtml