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2007年03月21日(水) 00時00分

保育料 市8職員が滞納 最長は3年分、111万5300円 東京新聞

 川崎市認可保育園の保育料滞納問題で、市は二十日、市環境局の男性職員(40)が保育料三年分計百十一万五千三百円を滞納していたと明らかにした。阿部孝夫市長は、一年以上の全滞納者に直接面接して督促すると八日の会見で表明。その五日後の十三日、男性職員は全額納付した。ほかに市職員七人が、十−四カ月(昨年十二月末現在)分計約百三十五万円を滞納していた。

 阿部市長は二十日の会見で「市職員には模範的に対応してもらいたかった。非常にショックで残念」と陳謝。「(滞納が)意図的な職員は処分を考える」と述べた。

 市によると、男性職員は二〇〇四年三月−〇七年二月まで保育料を滞納していた。「家のローン返済があったため」と釈明したという。

 ほかに滞納していた市職員は同局五人、水道局一人、川崎区役所一人。うち六人が二十日までに全額を納付し、残り一人も三月末までの支払いを約束しているという。

 担当の市こども家庭課は「市長督促」に備え滞納者を再点検し、市職員の滞納者を把握した。それまでは一般市民と区別なく、督促状郵送などをしていただけだった。八日の市長会見後に同課担当者が直接、滞納した全職員に納付を求めた。

 岡本隆課長は「市民にサービスを提供する市職員が、サービスの対価を払わないのはあってはならない」としている。

 (飯田克志)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20070321/lcl_____kgw_____002.shtml