阿部市長は二十日の会見で「市職員には模範的に対応してもらいたかった。非常にショックで残念」と陳謝。「(滞納が)意図的な職員は処分を考える」と述べた。
市によると、男性職員は二〇〇四年三月−〇七年二月まで保育料を滞納していた。「家のローン返済があったため」と釈明したという。
ほかに滞納していた市職員は同局五人、水道局一人、川崎区役所一人。うち六人が二十日までに全額を納付し、残り一人も三月末までの支払いを約束しているという。
担当の市こども家庭課は「市長督促」に備え滞納者を再点検し、市職員の滞納者を把握した。それまでは一般市民と区別なく、督促状郵送などをしていただけだった。八日の市長会見後に同課担当者が直接、滞納した全職員に納付を求めた。
岡本隆課長は「市民にサービスを提供する市職員が、サービスの対価を払わないのはあってはならない」としている。
(飯田克志)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20070321/lcl_____kgw_____002.shtml