原告側によると、個別の工事で認定された損害額としては三菱重工業などが受注した横浜市発注工事について横浜地裁が昨年6月に認めた約30億円を超え、過去最高。
石原慎太郎・都知事は「ただち企業に対し損害賠償を請求する」と控訴しない意向を明らかにした。判決は「都は公取委から資料を入手して談合を立証できるのに、賠償請求権を行使していない」と批判している。
談合による損害が認定されたのは新江東清掃工場など94年7月以降に契約された4件の工事。江東の場合、見積もり合わせを経てタクマが随意契約で受注。判決は約44億円を損害と認定した。
http://www.asahi.com/national/update/0320/TKY200703200418.html