拉致問題の全面解決を目指す同調査会が二〇〇五年十月に放送を始めたしおかぜは北朝鮮に向け日本語で拉致被害者家族のメッセージや被害者、失踪者の情報提供を毎日、行っている。
日本には利用できる周波数がないため英国の放送配信会社と委託契約、北朝鮮の近隣国の通信施設を経由し、放送を発信。北朝鮮全域と中国の北朝鮮国境付近、韓国北部で聴取できるようになっている。
〇六年五月からは北朝鮮からとみられる妨害電波を受け、放送が聞き取りにくくなり、周波数と放送時間帯を変更。その後も早朝の放送の受信状況が悪く一時休止するなどの問題が発生していた。しかし、委託先が英国の会社であるため問題解決のための調整にも手間取るなどしていた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20070320/mng_____sei_____000.shtml