社会福祉法人が運営する和歌山市内の児童養護施設で2003—05年にかけ、20代の非常勤女性職員が入所していた少年に性的関係を強要していたことが20日、分かった。施設は05年4月に女性職員を懲戒解雇。県は同年6月に女性職員の保育士登録を取り消した。
県や施設によると、女性職員は02年1月から施設に勤務。少年が中学3年だったころから施設内やホテルなどで性的関係を強要していた。ほかの子どもが就寝した相部屋で関係を強要したこともあったという。
05年4月に少年と家族が施設に訴えて発覚。少年は「ほかに行くところがなく、断り切れなかった」と話したという。
ZAKZAK 2007/03/20