「高速鉄道の機能を高めることが会社の使命だ」と言い切るのは、JR東海の松本正之社長(62)。同社は今年度中に、総額3550億円を投じ、山梨県のリニアモーターカー実験線を42.8キロに延伸する工事に着手。
2016年度まで12両編成の時速500キロ走行など実用化を踏まえた試験を実施する。
10兆円ともいわれる巨費を要する中央リニアの実現は、いまだに「白紙」状態だが、「全体の構想は描いている」と胸に秘めた思いは熱い。「現時点で何をやるべきかを考えた。営業、実用化に必要なことをすべてやる」と意気込みをみせる。
ZAKZAK 2007/03/20