日本損害保険協会が20日までに発表した2006年度の自動車盗難の調査によると、車両の物品を盗む「車上狙い」で、カーナビの盗難が全体の39.2%に達し、03年度の調査開始以来、最多の割合を占めた。
都道府県別では、車上狙いと車両本体の盗難ともに大阪府がワーストとなった。
カーナビの盗難は、03年度は全体の2割に満たなかったが、オーディオやバッグ類が年々減少するのと反比例して増加。狙われた6割弱は市販品を後付けするタイプで、損保協は「取り付け位置を車外から見えにくくするといった工夫が必要」としている。
車上狙いの平均被害額(保険金支払額)は39万円と最高を更新。カーナビ単価の上昇が主因とみられる。
ZAKZAK 2007/03/20