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2007年03月20日(火) 00時00分

易者、ミュージシャン…48人が都知事選出馬に色気ZAKZAK

 東京都知事選に立候補するには、事前に都選挙管理委員会から必要な書類を受け取り、審査を受けなければならない。19日夕方時点で、書類取得者は48人。実際に何人が出馬するかは不明だが、果たして、どんな人物が都知事選に関心を持っているのか−。

 書類を取得した48人中、最高齢者は阿部峯子氏(82)。都選管の「立候補届出書類配付者一覧」によると、肩書は地球温暖化対策研究会会長となっているが、「立候補はしない」という。最年少は無職の渡辺政志氏(31)で、「供託金300万円がないので出馬しない。若い世代も職が持てるような政策を打ち出したかった」と無念の不出馬宣言。

 一覧には、政治結社正氣塾の若島和美氏(58)も名を連ねる。長崎市長銃撃事件で逮捕された人物である。同塾関係者は「出馬に向けて調整中。石原慎太郎知事の都政運営や資質には相当問題がある。選挙で追及したい」と語る。

 ユニークなところでは、高島易断総本家の4代目総裁、高島龍峰氏(71)も出馬予定で、「東京を助けろという神様のお告げがあった。東京は危ない」となにやら不気味な予言。

 書類を受け取ったのは都民だけではない。注目度の高い首都決戦とあって、住所欄には埼玉、宮城、大阪などと幅広い。

 熊本市のストリートミュージシャン、外山恒一氏(36)もその1人。外山氏は「当選を目的としていないので公約はない。スローガンは『政府転覆』。監視社会化に反対する仲間を集めたい」と同志を集めることに全力を注ぐという。

 まさに多士済々といったところか?

ZAKZAK 2007/03/20

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