関西地方を中心に「茜丸五色どらやき」で知られる和菓子製造会社「大納言」(大阪市天王寺区)は19日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請した。営業は続ける。
大納言によると、同社は1940年創業。社長が歌うテーマ曲に乗せて子どもたちが踊るユニークなテレビCMなどで知名度が高かった。5種類の豆を使った五色どらやきは、JR西日本や私鉄の駅、関西の百貨店などで広く扱われている。
91年に埼玉県に造った東京工場などの設備投資や宣伝費がかさみ、消費者の和菓子離れもあって経営が悪化したとみられる。
ZAKZAK 2007/03/20