大麻注意され逆上、母親を刺した疑いで男を逮捕　埼玉（朝日新聞）

2007年03月20日(火) 11時06分

　母親を包丁で刺したとして埼玉県警川口署は２０日、同県川口市朝日５丁目、無職本木健人容疑者（２３）を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。母親はまもなく死亡し、同署は容疑を殺人に切り替えて調べる。健人容疑者は「大麻を吸っているのを注意され頭にきた」などと話しているという。

　調べでは、健人容疑者は１９日午後１１時４７分ごろ、自宅マンションの台所で、母親の会社員光代さん（４９）の首を包丁で刺した疑い。光代さんは搬送先の病院で死亡した。

　健人容疑者は、自分の部屋で友人の無職の男（２３）と２人で大麻を吸っていたのを注意され逆上したという。この友人も大麻取締法違反（所持）の疑いで現行犯逮捕された。

　健人容疑者は光代さんと父親（５５）の３人暮らし。同じマンションの住人が「けんかをしているようだ」と１１０番通報し、かけつけた署員が取り押さえた。