英国防省によると、03年のイラク戦争や99年の旧ユーゴ空爆で投下されたクラスター爆弾「RBL755」と、子爆弾をまき散らすロケット弾「M26」の2種類を禁止。精密誘導機能があり、不発弾に自爆機能があるものは使用する。
全面禁止を求める国際NGO「クラスター爆弾連合(CMC)」は朝日新聞に対し、「他国への波及が期待できる」と評価。だが、「『スマート爆弾』を禁止の対象から除外しており、基準はあいまいだ」と指摘した。
今年2月、ノルウェーが呼びかけた国際会議は、08年末までにクラスター爆弾の使用、製造、移動、備蓄を禁止する条約の制定を目指す「オスロ宣言」を採択。英独仏を含む46カ国が支持したものの、日本など3カ国は見送った。米中ロは会議に参加しなかった。