2007年03月19日(月) 22時47分
関係改善に意欲 中国・温首相、御手洗経団連会長と会談(朝日新聞)
御手洗冨士夫・日本経団連会長は19日、中国の温家宝(ウェン・チアパオ)首相と北京の人民大会堂で会談、温首相の4月中旬の訪日を機に日中の経済や文化関係をより発展させる方向で一致した。温首相は訪日について「氷をとかす旅にしたい」と述べ、外交関係の修復に意欲を示した。日中文化・スポーツ交流年実行委員会委員長として訪中した御手洗会長が会談後の記者会見で明らかにした。
御手洗会長は温首相に対し、訪日時に経団連主催の歓迎式典での講演を依頼、了解を得た。小泉政権時代に中国の首脳や政府関係者が日本の経済団体首脳と会見するたびに繰り返してきた歴史認識に関する問題への言及はなかった。
御手洗会長は会見で「前向きな話に終始した。首脳交流が途絶えてきたことを『氷』とすれば、安倍首相が訪中で割った氷を自らがとかす、という意欲だと受け止めた」と話した。
http://www.asahi.com/international/update/0319/016.html