日本首席代表の佐々江賢一郎氏=ロイター
協議では、寧辺の核施設の稼働停止や封印、国際原子力機関(IAEA)査察官の復帰など、60日以内の初期段階の実施に向けた方法や手順などが話し合われる。
一方、開幕直前に届いたBDA問題での米朝合意について、日本首席代表の佐々江賢一郎・外務省アジア大洋州局長は同日朝、記者団に「前に進む環境が醸成された。北朝鮮が初期段階の措置を着実に進めることが重要だ」と語った。
また韓国首席代表の千英宇(チョン・ヨンウ)・朝鮮半島平和交渉本部長は同日朝、「北の核施設閉鎖以後から無能力化に至る履行過程に論議が集中すると期待している。6者外相会談をいつ開催するのかも議論されるだろう」と述べた。