2007年03月19日(月) 23時32分
東芝、高音質化を図ったフラッシュメモリ型の「gigabeat U」(impress Watch)
東芝は、同社のポータブルオーディオプレーヤー「gigabeat」シリーズの新モデルとして、音質を高めたフラッシュメモリ型の「gigabeat U」を3月28日より順次発売する。オープンプライスで、店頭想定価格は1GBモデルが13,800円前後、2GBモデルが16,800円前後。
gigabeat Uは、世界で初めてΔΣ(デルタシグマ)方式のDACを採用した同社製のデジタルオーディオプロセッサを搭載。従来製品と比べて回路内の抵抗やトランジスタ数が少ないためにノイズを抑制できるほか、1bitごとに音声信号処理を行なうため、低音域から高音域まで原音に忠実な音楽再生が実現できるという。
FMトランスミッタも内蔵し、gigabeat Uで再生した音楽をFMラジオで受信可能。また、ヘッドフォン端子と兼用のステレオ入力端子とオーディオ機器のヘッドフォン出力端子を接続して、直接ステレオ音声の取り込みが可能な「ダイレクト録音機能」も搭載。ダイレクト録音機能では自動的に曲ごとファイルを分割する「オートシンク機能」、ファイルの曲名編集機能なども利用できる。
再生できるファイル形式はMP3/WMA/WAV(PCM)で、WMAはWindows Media DRM 10をサポート。楽曲の転送はUSB 2.0でPCと接続し、Windows Media Playerから行なう。対応OSはWindows Vista/XP/2000/Me。
音楽配信サービスでは、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)の「MUSICO(ミュージコ)」に対応。gigabeat UにはMUSICOで500円分の楽曲が購入できる専用ダウンロードカードを同梱する。なお、「gigabeat V」など他のgigabeatシリーズではナップスター対応を謳っているが、gigabeat Uではナップスター対応は謳っておらず、今後の対応は未定だという。
本体は65,536色表示が可能な1.1型カラー有機ELディスプレイ(96×96ドット)を搭載。ディスプレイはJPEG表示にも対応しており、アーティスト名や曲名といったテキストに加えてジャケット画像も表示できるほか、4種類のカラー時計表示機能も用意する。
本体サイズは36.2×10.9×76.5mm(幅×奥行×高)、重量は約36g(電池含む)。リチウムイオン電池を内蔵し、充電はUSB経由で行なうほか、オプションでUSB接続型のACアダプタも用意。連続再生時間は約20時間で、10分間の充電で約3時間連続再生できる。
本体カラーは1GBの「U101」がオレンジ、ブルー、ホワイトの3色で、2GBの「U201」はオレンジ、ホワイトの2色。なお、ホワイト以外のカラーは4月7日発売となる。
■ URL
ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2007_03/pr_j1902.htm
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(甲斐祐樹)
2007/03/19 17:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070319-00000027-imp-sci