イスラム教徒の住民ら数百人が「軍の犯行だ」として学校を封鎖し、抗議集会を開いた。軍は「過激派が混乱を引き起こすために仕組んだ」との見方を示した。
地元警察などによると、学校には75人の少年が住み込んでいた。武装勢力は手投げ弾を投げ込んだうえ、銃を乱射したとされ、12歳、14歳の少年が死亡した。仏教徒らはゴムの採取作業中、モーターバイクに乗った男らに撃たれたという。
公立学校や教師が「政府の手先」として狙われる例も多いが、イスラム寄宿舎が襲撃されるのはまれ。南部の他の3県に比べ、非常事態が宣言されていないソンクラー県ではこれまで被害は少なかった。