[ホーチミン 17日 ロイター] 米女優のアンジェリーナ・ジョリーさん(31)によるベトナム男児との養子縁組手続きについて、米養子縁組仲介団体は16日、ベトナム当局が発表したような特別扱いはないと述べた。
同団体は、ジョリーさんがベトナムで養子縁組の手続きを開始したのは昨年の夏だと指摘。そのうえで「これまでの手続きを通じてベトナム政府などから優遇措置を受けたことは一度もありませんでした」としている。
ベトナム当局は9日に「今回のケースは彼女が有名人で子供もすでに見つけており、手続きは通常より早く進む可能性がある」と話していた。
ジョリーさんは15日に児童養護施設から3歳半になる男児を引き取ってパックス・ティエン・ジョリーと改名。ベトナム当局と養子縁組に必要な書類にサインした。
ベトナム当局によると、同縁組はこの後、ハノイの米国大使館が男児の米国渡航用書類を承認すれば手続きが完了する。