2007年03月18日(日) 22時29分
絶滅危惧種クマタカから鳥インフル検出 熊本(朝日新聞)
環境省は18日、熊本県相良(さがら)村で保護された絶滅危惧(きぐ)種のクマタカから高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出された、と発表した。強毒性のH5N1型ウイルスとみられる。クマタカは鳥インフルエンザに罹患(りかん)した小動物を捕食するなどして感染した可能性がある。養鶏場から離れた山中で生息するクマタカからの検出は、ウイルスの「渡り鳥原因説」を補強する材料となる。
問題のクマタカは、1月4日に瀕死(ひんし)の状態で保護され、まもなく死んだ。当初、鉛中毒の疑いから北海道釧路市の研究機関で検査をした。その際に鳥インフルエンザの簡易検査で陽性反応が出たため、今月初めから、鳥取大学の鳥由来人獣共通感染症疫学研究センターで詳しい検査を受けていた。
http://www.asahi.com/national/update/0318/TKY200703180230.html