県がテストしたのは、市価7980〜1万1800円の比較的安い6機種。いずれも、表示や性能は法令を満たしていた。しかし、ステンレス鍋を空だきする試験では、3機種は5分以内に停止したが、残りの3機種はその後も出力を自動制御して一定の温度を保つ機能が作動。うち2機種は2時間後、1機種は7時間後まで空だき状態が続き、いずれも切り忘れ防止機能で停止した。6機種とも空だきすると鍋底が400〜600度となり赤熱した。
また、包丁や計量スプーン、お玉など金属製小物を載せてスイッチを入れる試験をしたところ、多くは小物発熱防止機能が働いて約1分後に停止したが、ステンレス製大根おろしで試験した1機種では、通常どおり加熱され表面温度が500度に達した。