シャープ洗濯機から発火　対象１０万台余、家屋全焼も（朝日新聞）

2007年03月15日(木) 13時19分

　シャープが製造した洗濯機で、今年２月までに計１５件の発火事故があり、家屋が全焼したケースも１件あることが１５日明らかになった。同社は対象の１０万台以上に対して、無料で点検、修理をする。けが人の報告は入っていない。詳細は同日午後、発表する。

　経済産業省によると、０２年４月までに７件の発火事故があり、このうち１件で家屋が全焼した。同月シャープは、社告を出して製品の回収を行った。しかし、その後も８件の発火事故が相次ぎ、そのうちの１件は同社が回収、修理した製品も含まれていた。

　このため経産省は、再度社告を出して回収を徹底させ、一度回収したものについても再点検するよう指導を行っていた。