シャープ製小型全自動電気洗濯機から発火する事故が、2002年4月のリコール開始後から昨年6月までに計8件発生していたことがわかった。
同社はこれまで2度新聞に社告を掲載しているが、改修または廃棄が確認できた割合(進ちょく率)は約27%にとどまる。同社製の二槽式洗濯機でも計4件の発火事故が発生していたことも判明し、同社は16日の朝刊などに3度目の社告を掲載し、消費者への周知を行う。
経済産業省によると、リコール対象の小型洗濯機は1999年ごろまでに製造された「ES—JN42」「ES—S4A」など18機種計20万5163台(改修済み5万4243台、廃棄済み922台)。同社は02年4月に最初の社告を出し、リコールを開始。04年にも社告を掲載した。
また、二槽式洗濯機「ES—50F1」「ES—56GS」でも、05年〜今年2月に発火事故が計4件発生したため、同社は2機種計31万6441台もリコール対象に加えた。