元法相は「会計責任者の秘書から報告を受けたが、本当はゼロで、慣例的にやっていたらしい。違法との認識はないが、適切ではないので(収支報告書を)訂正するよう指示した」としており、05年以前の報告も虚偽だった可能性がある。
元法相によると、実際の使途は、議員会館から地元三重県への電話代や慶弔の花代、議員連盟の会費、タクシー代など。こうした記載は会計責任者が前任者から引き継ぎ、数年間続いていたという。
元法相の資金管理団体「洽和会」の報告書は、電気代や水道代を公費で負担している議員会館にしか事務所がないのに、04年に236万円、03年に546万円の光熱水費を計上。01年からの5年間では、計1850万円に上る。法相は何年前までさかのぼって訂正するかについて「いま調べさせている」と述べるにとどまった。
中井洽元法相は14日午前、衆院議員会館で本紙の取材に応じ、現在の党の役職である常任幹事会議長を辞める考えはないことを明らかにした。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20070314/eve_____sya_____009.shtml