男性メーンボーカルの西島隆弘と、ラップ担当の日高光啓(みつひろ)のメンバー2人は、ユニット名の由来を「ATTACK ALL AROUND(どんなことにも挑戦する)」と説明。「男女8人だからこそ、男性だけのパート、女性だけのパート、男女混合と、いろんな見せ方ができる」と口をそろえた。
西島は中学3年の時、ギターを抱えて路上で歌い始め、周囲のダンス・パフォーマンスに魅せられた。日高は中学2年でヒップホップに夢中になり、バンドでドラムをたたき始めた。
そんな2人を含むメンバーが出会ったのは03年秋のオーディションだった。トップランクで合格した男性5人に女性3人を加え、「じっくりと養成した」(エイベックス)。05年9月に初シングル「BLOOD on FIRE」を発表すると、3カ月後には日本レコード大賞で最優秀新人賞を獲得した。
今年1月に、ヒット曲を盛り込んだ2枚目の「ALL」、2月にはTRFやglobe、ゴダイゴなどの楽曲をカバーした「CCC—CHALLENGE COVER COLLECTION」と、立て続けにアルバムを発表した。だが、2人は「まだ、『つかめた』という感覚は無い」と、さらに上を目指す。
8人は出身地も経歴もバラバラ。それぞれの目標も「音楽やダンスを極めるとか、モデル業や俳優業を伸ばそうとか、さまざま」(西島)。FM局でパーソナリティーも務める日高は「AAAは家みたいなもの。そこを拠点に学校や会社に行く感覚でソロ活動に出かける」と言う。「そんな家の住人が団結するツアーは面白いはずなんです」