原因は、虫だった。昨年8月、ゴルフのラウンド中に、左耳に虫が侵入した。すぐに取れたと思っていたが、「中で腐っていて、耳が炎症を起こしてしまった」。抗生物質の投与では完治せず、逆に鼓膜に穴があいた。自分の声が曇って聞こえる状態に悪化したため、「水戸黄門」の撮影を中断して、手術に踏み切った。
退院後、3日に新曲をレコーディングするなど仕事には完全復帰している。入院中の血液検査で「医者に驚かれるほど、すべてが正常だった。ここ3日間はゴルフざんまいだよ」と高笑いするまで回復した。
入院中、自分が助さん役だったころの再放送を連日見た。故東野英治郎さん(享年86)が演じた当時の初代黄門に刺激を受けたそうで「なんて素晴らしい演技をするオヤジだと思った」と、気持ちを新たにしていた。
http://www.asahi.com/culture/news_entertainment/NIK200703130007.html