「０７年度入団」誓約させ高３時から裏金　早大生に西武（朝日新聞）

2007年03月13日(火) 09時03分

　プロ野球の西武ライオンズがアマチュア選手２人のスカウト活動に際して計１３００万円近くの金銭を渡していた問題で、早稲田大内野手の選手については、高校３年時に１０２５万７８００円の供与と引き換えに「０７年度の入団」を誓約させていたことが１２日、わかった。

　朝日新聞の入手した内部資料によると「契約」は０３年１２月１日にかわされており、「早大の学費、栄養補給費の負担１０２５万７８００円」を条件とし、０７年度の入団を「誓約事項」としている。

　西武は東京ガスの木村雄太投手にも秋田経法大付高時代から裏金を渡しており、両選手ともに高校生時から金銭を渡すなどの囲い込みを行っていた。高校生にも、プロ野球への入団や雇用に関して金品授与を禁止している日本学生野球憲章が適用される。