現場は、名鉄瀬戸線三郷駅から南東に1キロ弱の住宅街の一角。登記簿などによると、土地建物は97年まで尾張旭市内の無職男性(71)が所有。競売にかけられ、瀬戸市の個人が取得した。転売された後、昨年11月にさいたま市の不動産業者が購入、建売住宅を建てるため、整地していた。
無職男性は、取材に対し、「はっきり覚えていないが、ぼくが埋めたとしか考えられない」と話す。土地は父親から譲り受け、89年ごろに2階建て住宅を新築。営む不動産会社の事務所も兼ねていた。運転資金として、2000万〜3000万円ほどの現金を常に保管していた。不動産会社が倒産し、土地建物は競売にかけられた、という。
次の所有者である瀬戸市の個人の親族だと名乗る金融業男性は「亡くなった親族のものかもしれない。同署に名乗り出る」としている。
http://www.asahi.com/national/update/0313/NGY200703120019.html