群衆と警察の衝突で、燃やされた警察関係と見られる車=12日、中国湖南省永州市で(関係者提供)
地元警察や関係者によると、旧正月(春節=2月18日)の帰省ラッシュに乗じた路線バスの一方的な値上げが騒ぎの発端。一気に1.6〜2.5倍程度値上げしたことに対し、今月9日、住民が町の中心部で抗議集会を開いた。バス会社の要請を受けた警察が力で排除しようとして衝突。その後、抗議の群衆が膨らみ、12日までに警察車両や路線バスなど計14台が焼けた。群衆は数千から1万人、警察関係者も1000人規模になったという。記者が取材に入った時には、政府関係の施設などの前で、機動隊が厳重に警戒していた。今も緊張状態が続いている。