インタファクス通信によると、ロシア原子力庁の報道官は12日、イラン側が約束した毎月2500万ドルの支払いが1月以降滞り、今月予定されていた核燃料搬入のめども立たないと説明した。ブシェール原発はイラン初の原発で、両国の協力関係の象徴的存在だ。
ロシアは軍事分野でもイランと深い協力関係にあり、安保理では厳しい制裁を控えるよう求めてきた。しかし、イタル・タス通信は12日、モスクワの情報筋が「イランは建設的な両国関係を悪用している。ロシアとの良好な関係を永久にあてにすることはできない」と述べたと伝えた。