高校生の内定率(1月末現在)も同2.8ポイント増の88.1%で4年連続の上昇。1月1日が選考開始日の中学生は内定率こそ26.8%だったが、出足から求人数が急増しており、求人倍率が1月末現在では98年以来の1倍台となる1.11倍と、若年層の雇用環境の改善ぶりを裏付けた。
大学生は、男子学生が前年同期比1.2ポイント増の88・5%、女子学生が同2.8ポイント増の86.8%。文理別では理系の伸びが著しく、同3.7ポイント増の91.2%に達した。
高校生は、求職者数が前年同期比1.4%増の19万2000人だったが、求人数は同14.6%増の32万5000人と大幅に増え、求人倍率は同0.20ポイント増の1.70倍だった。だが、都道府県ごとの格差は大きく、東京(6.52倍)、愛知(3・09倍)など大都市は高水準だったが、最も低かった高知(0.50倍)など15道県で1倍を下回った。