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2007年03月13日(火) 01時41分

新TMはテーマをネットで公募 4月中旬再開へ朝日新聞

 「やらせ」質問や法外な経費が問題化した政府主催のタウンミーティング(TM)の改革案が12日、まとまった。テーマを国民によるインターネット投票で選定し、関係省庁の副大臣が透明性や政策への反映状況などを点検することが柱。4月中旬に東京都内で試行したうえで、最終的な新TMのあり方を決める。

 改革案は、世耕弘成首相補佐官(広報担当)や民間有識者がまとめた。「政策が決まってから行う広報」(世耕氏)という従来の形を改めるため、開催テーマは、いくつかの選択肢から国民の支持が多かったものを選ぶ。さらに、開催内容がどのように政策に反映されたか分かるように、ホームページ(HP)などで明らかにする。

 また、透明性確保のため、運営委託先と年度ごとに交わしてきた契約を見直し、毎回入札を実施。開催の様子はネットで同時中継する。一連の流れを副大臣が点検する仕組みも設ける。

 一方、テーマには政府側が重要とみる内容を設定する場合もある。さらに事前公表を条件に冒頭発言を依頼することや、定員を満たすため開催間際に関係団体に「動員」を呼びかけることは認める方向だ。

 4月中旬に試行する新TMでは、テーマについて安倍首相の施政方針演説の中から四つの選択肢を示す。13日から内閣官房のHPで受け付ける。

http://www.asahi.com/politics/update/0313/004.html