改革案は、世耕弘成首相補佐官(広報担当)や民間有識者がまとめた。「政策が決まってから行う広報」(世耕氏)という従来の形を改めるため、開催テーマは、いくつかの選択肢から国民の支持が多かったものを選ぶ。さらに、開催内容がどのように政策に反映されたか分かるように、ホームページ(HP)などで明らかにする。
また、透明性確保のため、運営委託先と年度ごとに交わしてきた契約を見直し、毎回入札を実施。開催の様子はネットで同時中継する。一連の流れを副大臣が点検する仕組みも設ける。
一方、テーマには政府側が重要とみる内容を設定する場合もある。さらに事前公表を条件に冒頭発言を依頼することや、定員を満たすため開催間際に関係団体に「動員」を呼びかけることは認める方向だ。
4月中旬に試行する新TMでは、テーマについて安倍首相の施政方針演説の中から四つの選択肢を示す。13日から内閣官房のHPで受け付ける。