2007年03月12日(月) 21時54分

蒼井優：「着物でお風呂に入る場面で……」　映画「蟲師」会見（毎日新聞 まんたんウェブ）

　漆原友紀原作で350万部を超えるベストセラーマンガ「蟲師」＝「アフタヌーン」（講談社）連載＝を、漫画家の大友克洋さんの監督で実写化した同名映画の完成会見が12日、都内で開かれ、主演のオダギリジョーさん（31）のほか、蒼井優さん（21）、大森南朋さん（35）ら出演者が登場した。

（【写真特集】蒼井優さんらが登場した会見の様子はこちら）

　舞台は100年前の日本。精霊でも幽霊でもない不思議な存在「蟲（むし）」は、人々にとりつき不可解な自然現象を巻き起こしていた。蟲を引き寄せる特異体質で、蟲の命の源を探る旅をしている蟲師のギンコ（オダギリさん）が、蟲にとりつかれた家に生まれた美しい娘、淡幽（蒼井さん）の窮地を救うため、彼女の屋敷を訪れ……という幻想的なＳＦファンタジー。

　蒼井さんは同映画で初めて和装で演技に挑戦。「着物でお風呂につかるシーンは、テークが増えるたびに着物を乾かして、演技してを繰り返して大変だった」とエピソードを披露した。また、大友監督が「100年前の日本の風景を撮影するためロケハンに苦労した」と話すと、オダギリさんは「ロケ地に行くのに１時間以上も山を登ったりしたけど、今思い起こすと、スタッフと家族のような間柄になって、毎日ピクニックに行ったような楽しい思い出」と笑顔で振り返った。

　同映画は、昨年9月のベルリン映画祭に出品されるなど海外で好評を博し、現在20数カ国から公開のオファーが来ている。国内では3月24日から東京・渋谷東急ほか全国でロードショー公開予定。【細田尚子】

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