秋田市の中学３年の男子生徒（１５）の実名が、インターネット上のポルノ小説で登場人物の名前として使われていたことが１０日までに分かった。生徒は一時学校を休み、両親らが秋田中央署に相談。同署は名誉棄損容疑で捜査している。
中学校によると、実名が使われていたのはインターネット上のポルノ小説投稿サイト。小説は学校を舞台に、男子生徒と同じ名前の登場人物がみだらな行為をするという内容。掲示板に生徒を中傷するような書き込みもあったという。
昨年１１月下旬、実名が書かれていることに気付き、１２月１４日、担任の男性教諭に相談した。小説などは１２月にすべて削除された。
生徒は１２月から今月９日の卒業式までの間に計５日間欠席。発熱などの体調不良が原因で、校長は「書き込みがショックで体調を崩したのかもしれない」と話している。
生徒は１０日、自宅を訪れた担任教諭に「自分と同じような被害を受ける人が出ないでほしい」と話したという。
ZAKZAK 2007/03/12