元米下院議長で、2008年の次期大統領選候補として一部保守層からの支持が根強い共和党のギングリッチ氏が、9日放送のラジオ番組のインタビューで、過去に「不倫」関係があったことを認め、波紋を広げている。AP通信が伝えた。
ギングリッチ氏は当時、クリントン前大統領とホワイトハウス実習生だったモニカ・ルインスキさんとの不倫問題追及の先頭に立っていた。
同氏はインタビューで、「正直な答えはイエスだ」と、過去に「不倫」関係があったことを認めた上で、前大統領の不倫もみ消し疑惑などの追及に「突き進むしか選択肢がなかった」と述べた。
ギングリッチ氏は1994年の中間選挙で共和党を大勝に導いたが、98年の敗北などの責任をとり議長を退いた。大統領選へ出馬表明していないが、世論調査ではジュリアーニ氏やマケイン上院議員らに次いで支持を集めている。(共同)
ZAKZAK 2007/03/12