堺市は9日、市立原山台小学校(南区)の調理実習で、給食の残りの賞味期限切れ牛乳を使ってつくったカップケーキを児童25人が食べ、男子1人が腹痛を訴えた、と発表した。
複数の児童が「賞味期限は2月6日だった」と話しているという。
堺市教育委員会によると、8日に小学6年の1クラスで、職員室の冷蔵庫に保管された牛乳3本を使ってケーキをつくった。家庭科教諭が持ってくるよう指示。
児童が「賞味期限切れだ」と訴えたが、家庭科教諭は「訴えには気付かなかった。残った牛乳がもったいないと思った」と話しているという。後で調べたところ、冷蔵庫には賞味期限が2月26日の牛乳が残っていた。
文部科学省の基準では、給食の残りは当日中に処分することになっているが、同小は職員向けの余った牛乳を普段から冷蔵庫に残していた。
ZAKZAK 2007/03/12