内閣府が12日発表した昨年10−12月期の国内総生産(GDP)改定値は、物価変動の影響を除いた実質で前期(7−9月期)比1.3%増、年率換算では5.5%増と、2月発表の速報値(1.2%増、年率4.8%増)から上方修正された。プラス成長は8期連続となった。
速報値の後に法人企業統計が加わり、需要項目別では、設備投資が3.1%増と速報値を0.9ポイント上回った。個人消費は1.0%増で同0.1ポイントの低下だった。
物価変動を反映した名目GDPは1.4%増と、速報値(1.2%増)から上方修正。物価の総合的な動きを示し、政府がデフレ脱却を判定する指標の一つとするGDPデフレーターは前年同期比マイナス0.5%で、速報値が据え置かれた。
ZAKZAK 2007/03/12