この時期の告白は、ギングリッチ氏のスキャンダルが共和党支持層に与える影響を測り、出馬を最終決断する参考にするためとみられる。
ギングリッチ氏は離婚歴が二回あり、八一年に再婚した二人目の妻とは二〇〇〇年に離婚した。当時、議会スタッフだった現在の妻との不倫関係が離婚の理由という。
クリントン氏はギングリッチ氏が下院議長だった九八年、偽証と司法妨害の疑いで下院の弾劾裁判にかけられたが、翌年上院で無罪となった。
ギングリッチ氏は「これまでの人生で神の前にひざまずき、祈り、ざんげを請わねばならないことがある。(不倫行為があったかとの問いには)正直に答えてイエスだ」と発言。またクリントン氏を追及したのは不倫行為ではなく、偽証のためだったと釈明した。
ギングリッチ氏は九四年、「保守革命」を主導し、四十年ぶりに下院多数派を民主党から奪取した。その後、下院議長に就任したが、九八年の中間選挙の敗北の責任をとり、辞任した。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20070311/mng_____kok_____002.shtml