主催は、東京三弁護士会多摩支部。毎年、悪質商法をめぐる講演会などを開催しており、今回初めて弁護士の手による寸劇上演を企画した。
寸劇では、若手を中心に十一人の弁護士が舞台に立ち、監督と演出も弁護士が務める。
リフォーム詐欺の場面では、夫と二人暮らしのお年寄りの女性が、親切な業者を信用して次々と高額工事の契約を結んでしまう。振り込め詐欺の場面では、医者の息子がいる女性が、息子を装った犯人に「医療ミスをした」と言われ、示談金をだまし取られる。
寸劇の後にはパネルディスカッションがあり、弁護士らの専門家が、被害に遭わないための対処方法を解説する。
実行委員長の村田光男弁護士は「ほとんどの人は『自分はひっかからない』と信じている。しかし、実際にだまされる立場になると、冷静さを失って被害に遭ってしまう」と話している。
午後二時から。入場無料。先着三百五十人。問い合わせは、東京三弁護士会多摩支部事務局=(電)042(642)5000=へ。 (杉本慶一)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20070310/lcl_____tko_____004.shtml