中教審、教育関連3法改正案の答申を伊吹文科相に提出 「国の関与強化」では両論併記（フジTV）
文部科学省の中央教育審議会は10日、総会を開き、教育関連3法の改正案の答申を伊吹文明文部科学相に提出した。焦点となっていた教育委員会に対する国の関与強化については、両方の意見が併記される異例の形となった。中教審がまとめた答申には、「国が法律上の責任を果たせるよう、適切な仕組みを構築していくこと」と明記され、国の権限強化が打ち出された。
最大の焦点となった教育委員会に対する国の是正指示を可能とする「地方教育行政法」については、「児童生徒の生命や身体の保護のため、緊急の必要がある場合」と限定し、賛成意見が出された一方で、「地方分権に逆行する」など、強い反対意見も出され、両方の意見が併記される異例の形となった。
このほか、教員免許に10年の更新制を導入する「教員免許法改正案」や、義務教育の目標を記した「学校教育法改正案」の答申も、伊吹文科相に提出された。
伊吹文科相は、週明けにも安倍晋三首相に報告し、今国会に法案を提出する方針。
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2007/03/10 20:58