遺伝子組み換え農作物規制やバリアフリー推進、犯罪被害者支援、県職員不正行為防止など、いずれも全国初か制定例の少ない条例ばかり。
禁煙条例は受動喫煙を防ぐため、官公庁や駅、病院、学校などを禁煙にする。バリアフリー推進条例は、福祉の街づくり条例を改正して学校や病院、ホテルなどに段差などの解消徹底を義務づける。
議会の反対で実現しなかった知事多選禁止条例も再び盛り込んだ。
施行から一定期間を経た条例は見直しを図ることも制度化を目指す。松沢氏は「神奈川から提起し、他に波及させ、できれば国全体のルールづくりにつなげたい」と語った。
◇
共産党推薦で出馬する鴨居洋子氏(62)は9日、低所得者に対する地方税、介護保険料の減免制度創設などを知事に要請するため、県庁を訪れた。知事は先約があり、知事室副室長が応対。立候補予定者同士の意見交換とはならなかった。